住めば京

しがない大学生兼作家新一年生の日々の独り言。文章を書く練習用です。ウケが良かったネタはどっかで使います。

『名探偵コナン 紺青の拳』を全人類見るべき

お久しぶりです、西村京です。いや、本当に久しぶり過ぎるだろ。この前の記事の投稿日、102日前って書いてあったぞ、嘘だよな……? まあ、原稿しかり大学しかりとリアルがちょっと自分の想像以上にパンクしてまして、SNSに割く余裕が全然無かったんですよね……。なあ、大学生って暇なんじゃないの? 学生証を持ってるだけのニートなんじゃないの? 去年の俺がそうだっただけ? 俺の人生がひたすら寂しかっただけなのか?

 

とにかく。兎にも角にも、何事も物事ってのは詰め込みすぎるとだいたい良くないのだ。

「今なら土でも食えるんじゃないか?」ってぐらい腹が減ってるときにココイチに行くとついついトッピングを増やしたくなるが、そうなるとだいたい具が余るのと同じなのです。……同じだよね? あるあるだよね?

一日ってのはどう転ぼうが24時間しかないし、一ヶ月はだいたい31日しかない。30日しかない月はホント死んだ方がいいと思う。2月に至っては二度と来て欲しくない。もちろん月日だけに限らない。クレジットカードには限度額があるし、読むスピードにも上限があるのだからバカスカ本を買っても読めなきゃなんの意味も無いのだ。ここまで、僕のここ数ヶ月の生活の猛反省である。セルフサービスとか大好きな根っからのぼっちのくせしてセルフマネジメントはヘタクソなのはなんなの? バカなの、死ぬの?

 

とはいえ、なんとかようやくやってきた安寧のGW、平成最後の滑り込みで観てきた映画があります。タイトルでお察しの通り、『劇場版名探偵コナン 紺青の拳』です。

 

www.conan-movie.jp

 

出来るだけ作品の芯を食うようなネタバレはしないようにしますが、真っさらな気持ちで観に行きたい方はここで引き返してくださいね。

 

さて、まずはキービジュアルを一度見てから僕はこのブログの冒頭の言葉を思い出して欲しい。そう、『物事というのは盛り過ぎると良くない』だ。では、もう一度キービジュアルを……。

 

どう考えても盛り過ぎなのだ。

 

今回の映画はオリンピックよろしくだいたい4作に1作とかそんなペースで登場する『キッドが主役のコナン映画』。そこに雌雄の如く並び立つ園子の恋人で空手の達人、映画初登場の『京極真』。さらに、いつもキービジュの後ろで「お、今回は出るか? それとも回想だけか?」と意味深に顔だけ映っている新一がど真ん中で宝石を握っているではないか。映画の舞台もシンガポール。かの有名なマリーナベイサンズが見られます。

ついでに言えばこのキービジュアル、『コナンくんがメガネをかけていない褐色になっているバージョン』もあります。どういうことだ、待ってくれ。もうこれだけで十分お腹いっぱいだ。ココイチで例えればトンカツにフライドチキン、ソーセージにハンバーグ、最後にチーズまでトッピングしたようなモンである。映画代1800円とどっちが高いんだよもう分からんわ。

 

しかし、予告動画は最高に面白そうなのがコナン映画。『銀翼の奇術師』がコナン映画で一番好きな僕は、なんやかんやキッド様がマジで好きなのだ。

予告動画を見てくれれば分かるが、今回の映画、キッド様が血を流して壁に倒れているわ、溺れて死にそうになってるわ、400戦無敗の空手家にはほとんど私怨で狙われてるわと散々なことになっている。大丈夫なのか、キッド様は大丈夫なのか……!? 気になるので観に行くしかない。観に行くしかなかったんだ……!

 

そこで僕が目にしたのは……キービジュアルや予告動画以上に、盛りに盛られた盛りだくさんな内容だった!!(身体が縮んでしまっていた!のテンションで)

 

さて、久々の更新である今ブログは、稀代の全部乗せコナン映画、「紺青の拳」の僕的(ツッコ)みどころを余すところなく紹介したいと思います!

 

①山崎育三郎さん、声優上手すぎないか?問題

コナン映画と言えば映画のカギを握るオリジナルキャラクターをゲスト声優が演じる、というのも定番の一つだが、今回キッドの前に立ちはだかる男、レオン・ローもその一人である。彼はシンガポールの名探偵とも呼ばれる元警察官の犯罪心理学者。人心掌握や観察術に長けているダンディなヒゲのオッサン、もうこの時点で胡散臭さが振り切れている男なのだが、彼の声を担当するのがあのミュージカル俳優の山崎育三郎さんである。

 

このレオン・ロー、山崎育三郎さんがマジで上手すぎて胡散臭さにさらに磨きがかかっているのだ。

 

コナン映画の歴代ゲスト声優で一番上手かったのは天海祐希さんだと僕はずっと思ってきたのだが、それと遜色ないレベルの上手さだった。こんなことを言ってしまえば元も子もないが、どれだけヤバイ設定を敵役に盛ろうが、キッドが負けるわけがないのだから、ともすればこんな胡散臭い男、早い段階で雑魚臭がプンプンしてもおかしくないのだ。だが、山崎育三郎さん、スゴい。強い、いつまでも声が強すぎてゾクゾクした。お見それしました。

ちなみに今回の映画でもイントロ段階で殺人事件が起こるのだが、その第一発見者となるのがこのレオン・ローである。こんな胡散臭い声帯をしている男が第一発見者だったらもう警察は逮捕してもいいんじゃないの?

また、これは関係ないが、この後に登場するレオンの教え子で予備警察官である褐色のイケメン好青年、オリキャラのリシくんの声を担当していたのは声優の梶裕貴さんでした。いや、だからぁ!? ひとつの映画に盛り過ぎだって言ってるだろ!? コナンやキッドも登場しない段階でいい声が出すぎなんだよ!

 

②俺が知っている園子と違うんだが?問題

突然だが、僕はコナンの女性キャラでは園子が結構好きである。不動の一位は灰原哀ということはともかくとしてだ。

園子は本当に「良い子」なのである。これまでの映画でも幾度となく「蘭のことを一番に思う親友」である側面を見せてくれた。ミーハーでノリが良く、そして裏表のない性格。まあ好きにならん理由がない。

だが、園子のかわいさにはいかんせん「爆発力」が欠けているのだ。蘭のようになんか知らんうちにとんでもない事件に巻き込まれている、というようなヒロインらしい展開が本当に少ない。いや、マジでなにを考えてるんだ? 鈴木財閥のご令嬢だぞ。もっと狙われてもいいんじゃないのか? やたら事件が起こる世界観の割にはメチャクチャ平和に生きているお嬢様である。

 

そのかわいさの爆発力のなかった園子が、今回の映画、どうだ?

 

メチャクチャ可愛いぞ。ビックリするぐらい可愛い。完璧なメインヒロインだった。

なんかもう気分は「どんな男子にも分け隔てなく接するサバサバした性格のクラスの女子が彼氏にだけは見たこともない甘えた仕草をしているデートを偶然目撃してしまった」気分である。でも、幸せならOKです……。

特に終盤に見せる前髪を下ろした園子、もう爆発力どころの騒ぎではない。普通に映画館で「ちょっ……かッ、わ……!」って声出ちゃったもんな。俺の後ろにいた女子大生に聞こえていなかったことを切に祈るばかりです。

 

③えっと、これは本当にコナンなんだよな?問題

なんといっても今回の映画の見所は「コナンとキッドと京極真」の三人である。

キッドのカッコ良さはもうここで改めて書くまでもない。キッドの身体能力や奇術がチートまっしぐらなのはこれまででもありありと描かれてきた。今回の映画でもそれは健在である。

今回の映画は、舞台が作品通してずっとシンガポールである。となると、問題となるのは「コナンの戸籍」。コナン=工藤新一が生きていると税関にバレたら、また命が狙われ、周りの人間にも危害が及ぶ。阿笠博士の助言……も今回は役に立たない。そんなコナンをシンガポールへ連れて行くのが何を隠そう、キッドなのだが……この先は映画で確かめて欲しい。「いやいや流石にやりたい放題だな!」とツッコミを入れたくなること間違いなし。まあキッドだからね、なんでもできるんだろうね(思考放棄)。

 

そしてコナンも、この映画で大概やりたい放題である。予告動画を見ていると、コナンが京極真にあのいつもの「キック力増強シューズでの蹴りによるサッカーボール」をぶつけているのが分かるが、問題なのはそのキックを放ったであろう場所だ。別の建物の屋上からキックを放っているのである。もう完全にスナイパーか何かじゃないか。イナズマイレブンか?

 

そしていよいよ真打ち、京極真である。映画公式サイトにおいて原作者の青山剛昌大先生は「出る漫画を間違えているくらい強い京極のド派手なアクションをお楽しみ下さい」とメッセージを送っているが、全く持ってその通りだ。絶対に出る漫画が違う。そりゃこんなクソ強いヤツ、出番少ないわな……。「蘭はもうほとんど格ゲーのキャラだもんなw」などとふざけた冗談を飛ばしている人こそ、絶対に見て欲しい。クライマックスシーンの京極真はもう完全にドラゴンボールだった。

 

色々言ったが、今回のコナンの映画は「トリニティバトルミステリー」と銘打たれているのだから、この演出はなにひとつ間違っちゃいないのだ。てゆーかそこらのバトルアニメよりもはるかにカッコいいしテンションが上がる。やっぱすげえよ、コナン映画……。多分、誰もが想定するより斜め上のド派手なアクションが起こるので、裏切られたい人は是非見に行ってほしい。なんせ、マリーナベイサンズを見たら厨二病患ってるヤツは大体想像するあんなことが起こっちまうんだからな。その答え合わせは、劇場版で!

 

 

……さて、今回100日ぶりにブログを更新しよう!となるくらいには面白かった「紺青の拳」のお話でした。

改めて立ち返ります。物事ってのは詰め込みすぎるとだいたい良くないのです。それは、大きな軸が存在しないままにいろんなモノをくっつけちゃうから、全部がどっちつかずになってしまう。

ですが、このコナン映画はどうでしょう。これだけ面白い要素を付け足しつつも、「コナンを主人公としてカッコ良く魅せる」という大きな軸が一切ブレていないのです。だからこそ、これだけ盛りだくさんな内容でもとっちらかることなく完璧な調和を保ち、最高の作品になっています。

ということは、「物事は詰め込みすぎるとだいたい良くない」というのは、正しいようで正しくない。正確には、「物事を詰め込むときには、それを受けるしっかりした土台や絶対に折れない軸を見失うな」と言うべきなのでしょう。生きていく中で、人は様々なことを両立しなくてはなりません。その中で自分の土台、軸……そういったものを常に意識していくことが大事なのではないでしょうか。

 

また一つ人生の真理を見出してしまった僕が、最後にブログの〆として言いたいことは、もう聡明な方ならおわかりでしょう。そうです。

 

 

 

ココイチでトッピングを増やすときには、ライスの量もきちんと増やしておけ」ということです。

いまならバンドリのクリアファイルももらえるから、もう行くしかないね!

 

www.ichibanya.co.jp